おはようございます、松村です。

先日、私の古い知人がうどん屋さんをはじめました。

お寿司屋さんからの商売替えです。

実は私が勧めました。

市場環境等から考えて個人のお寿司屋さんが昔のように稼ぐのはほぼ不可能だと判断したからです。

こういうことを書くと

「どんなビジネスでも稼がせるのがマーケティングコンサルタントなんじゃないの?

稼がせることができないからってビジネスの種類そのものを変えさせるなんて行き過ぎだよ。」

などと思う方がいらっしゃるかもしれませんね。

ここについては正直に申し上げておきます。

残念ながら、私にはどんな市場環境のどんなビジネスでも稼がせるような力はありません。

っていうか、そんなことは誰であっても不可能なんです。

ぶっちゃけ、そんなことをする必要があるとも思いませんしね。

そもそもビジネスにおいて最も重要視すべきことって何でしょうか?

色んなことが考えられると思います。

たとえば自己実現とか社会貢献など。

しかし、何をどう言ったって究極的には、稼ぐことでしかありえないんです。

稼ぐことができない限り、どんなビジネスも続けていくことさえできないのですから。

だったら稼ぎやすい場所を選んで戦おうとするのは当然のことだと思いませんか?

ここは、ハッキリ言っておきます。

稼ぎたいなら、あまり意味のないこだわりに振り回されて、わざわざ大変な戦いすることを選んではいけません。

「勝ち易きに勝つ。」

これに反するような甘い考え方に身を任せることは決して許されないのです。

(えっ、どんなに市場環境が過酷でもどうしても今の仕事を続けたいですって?

だったら徹底的に差別化して戦ってみるのもいいでしょう。

ただし、99%食べていくのが精いっぱいという状況になることでしょう。

大きく稼ぐことはあきらめて下さい。

私に言わせれば「賢い経営者」がする選択ではありません。)

より楽に、より確実に稼ぎたいなら「誰でも勝てるような戦い」を選び、戦うことが最も重要であると肝に銘じて下さい。
追伸

今回の事例は完全な商売替えの話でしたが、同じ業種、業態でもターゲットや提供サービス、営業場所などを変えることによって戦いがガラッとが楽なものになることもよくあります。

今の戦いにこだわる必要はありません。

どうすれば戦いがより簡単に勝てるものになるのか、色々と知恵を絞ってみて下さい。

 

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