こんにちは、松村です。

本日はある、ご相談者とのスカイプコンサルティングでのやりとりの一部をご紹介したいと思います。

ちなみに、このご相談者が売ろうとしているのはダイエット方法の指導サービスです。

ココから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ご相談者

「本当に素晴らしい方法なんです。

無理な運動をする必要もなく自然にやせることができるんですよ。

私も約3年ほどで15キロもやせることができました。」

松村

「15キロですか。

それは確かにすごいですね。

ただ、やはり今、世間一般で人気になっているような方法と比べると少しインパクトが弱いかも。

〇〇ザップとかだと3カ月で15キロぐらいは痩せられますからね。

3年という期間の長さもネックです。

ダイエットって、そもそも即効性が求められる分野なんですよ。

また、みんな飽きっぽいので3年間も1つのダイエット方法を実践したりしませんからね。

たとえば3年間のうちのどこかの1ヵ月でガクッと5キロ落ちたとかいうことはなかったのですか?

あったなら、そのことを強くアピールする方が見込み客には響くはずです。」

ご相談者

「うーん、特にガクッと体重が落ちるようなことは、なかったですね。

逆にそうならないように気をつけていた部分もありますから。

急に痩せるのは体に悪いですから。」

松村

「では、質問を変えましょう。

○○さんのダイエット法が他のダイエット法に比べて優れている点、もしくは優れているとまでは言えなくても明らかに違う点はどこですか?

ご相談者

「優れている点・・・・・・・

体に負担をかけることなく、やせられるところでしょうか。」

松村

「体に負担をかけることなく痩せることができるダイエット法って、他にはありませんか?」

ご相談者

「いや、結構多いと思います。

良く知られているダイエット法のうち3分の1ぐらいは体に負担をかけないことを、うたっている気がします。」

松村

「では、差別化の要因としては使えませんよね。

たくさんあるダイエット法の中で、見込み客は、なぜ、○○さんのダイエット法を選ばなければならないのか?

その問いに対する答えになるようなものでないと差別化の要因としては使えないんです。

他に何か優れている点、違う点はないですか。」

ご相談者

「うーん、ちょっと思いつきませんね。

試してみて頂ければ、良さは伝わると思うんですが。」

松村

試してみないと伝わらないような良さはマーケティング上の差別化要因としては使えません。

簡単にお試し商品やサービスが作れるようなものなら別ですが。

言葉にして明確に伝えられるものだけが差別化要因になるんです。」
ご相談者

「すごい方法だって思い込んでいたんですけど、少なくてもお客さんに強く訴えるようなポイントはないのかも。

ちょっと自信がなくなってきました。」

松村

「OKです。

まずは、そのことを自分で認められただけでも大きな進歩だと思います。

心配しないで下さい。

真に画期的な商品やサービスなんてそうそうあるものじゃないですから。

普通の商品でもターゲティングや提供の仕方などを工夫することによって差別化を図ることは十分できますので、以降はそこの部分を一緒に考えていきましょう。

ココまで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ごく短いやりとりではありますが効果的な差別化というものを理解する上で普通の書籍などでは表現されることがない重要なポイントが、いくつも隠れています。

今のところ、うまく差別化ができていないという自覚がある方は、是非、プリントアウトして重要だと思う個所に赤線を引きながら何度も読み返し見て下さい。

必ず、得るところがあるはずです。

それでは、最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。